カリヨン子どもセンターってこんなところ

「家出しちゃった」
「家にいられない事情があって、もう帰りたくない」
10代後半の、子ども・若者たちのSOSを受け止めます

子どもシェルター

さまざまな事情で、家庭などで、安全に暮らすことができないと感じているあなた(子ども)が緊急で駆け込むことができる居場所です。
あなた(子ども)は無料で子どもシェルターを利用できます。
ひとりひとり、個室で休むことができます。
洋服や日用品を備えています。
病院へ行くことができます。
手作りの美味しいご飯が食べられます。
児童福祉の資格をもつ職員が相談にのり、シェルターでの生活をサポートします。
子どもシェルター
「カリヨン子どもの家ガールズ」
定員 6名・女子
子どもシェルター
「カリヨン子どもの家ボーイズ」
定員 6名・男子
あなたの思いを真ん中に
あなた(子ども)の思いを真ん中に、弁護士、児童相談所、病院、学校等と相談しながら、まずは困っていることを整理しましょう。
これからどうしよう?
どんな生活を送りたい?
みんなで知恵を寄せ合って、これから安心して暮らしていく方法を、一緒に考えましょう。
子どもシェルターの1日
場所はゼッタイに秘密
子どもシェルターの場所は秘密です。
滞在期間も3週間~2カ月とさまざま。
安心して暮らしていけるとあなた(子ども)が思える次の場所が決まったら、子どもシェルターから転居します。

子どもシェルターは、2011年度に厚生労働省により児童福祉法上の児童自立生活援助事業の一類型として認定されました。

自立援助ホーム

自立をめざそうとするあなた(子ども)たちに、生活場所、食事、相談ができる環境を提供します。
あなた(子ども)は、ホームに住み、就労をして、お金を貯め、家事やコミュニケーション等のスキルを身につけていくことができます。
仕事は、職員と一緒に求人情報を見たり、ハローワークへいったりして、さがしましょう。
アルバイトをしながら、高校、大学、専門学校等へ通うひともいます。
月3万円の寮費がかかります。
児童福祉の資格をもつ職員が相談にのり、自立援助ホームでの生活をサポートします。
自立援助ホーム
「カリヨンとびらの家」
定員 6名・男子所在地:東京都国立市
自立援助ホーム
「カリヨン夕やけ荘」
定員 6名・女子所在地:東京都大田区
自立援助ホームの暮らし
生活
お部屋はすべて個室、お風呂、トイレ、洗濯機、リビング、ダイニング等は共用です。
手作りの美味しいご飯が食べられます。職場や学校へお弁当を作って持って行くひともいます。
仕事の息抜きや人生の楽しみのヒントを探しに、旅行やイベントをホームみんなで計画することもあります。
仕事・お金
アルバイトから始めるひと、ハローワークを利用して正社員を目指すひと等、志望分野も職種もさまざま。
学校や職場へは職員が保護者として必要な手続きをしたり、連絡をとることもあります。毎月の収入をやりくりし、ひとり暮らしを目標に貯金していきます。
  • 例)自立援助ホームで暮らすAさん(18歳)の収支

    飲食店でのアルバイト

  • 収入 月 120,000円
  • 支出 ホーム寮費30,000円
  • 社会保険料12,000円
  • 消耗品費5,000円
  • 交通費5,000円
  • 通信費(スマホ)8,000円
  • 被服費5,000円
  • 趣味・娯楽費5,000円
  • 貯金50,000円
入居期間
入居期間は、半年から数年程度と幅広く、20歳になるまで生活することができます。
(学生であること等、延長の希望がある場合には22歳まで)
巣立ち後は、アフターケアとして相談にのります。

デイケア事業

デイケア事業「カリヨンハウス」
“楽しい”、“心地よい”という感じられる経験をしてみよう!
挑戦してみよう!
子どもシェルターや自立援助ホームに入居中の子ども、OG・OBに、デイケアのプログラムを提供する事業です。
カリヨン子どもセンターの活動をする中で、「どうやって休んだらいいのかわからない」、「楽しいと感じることに罪悪感がある」、「心がぽっきり折れて立ち上がれない」という子どもたち、OG・OBたちの声を聞きました。
「カリヨンハウス」では、楽しいことや心地よい時間を大切にすることで、仕事、課題やつらいことを乗り越える力が出てくるんだよ、ということを子どもたちに伝えたいのです。
あなただけの時間
グループワークにはせず、原則的にボランティア講師(おとな)と子どもの1対1のオーダーメードの時間を準備します。
プログラムの例
カウンセリング、ボイストレーニング、学習、鍼灸、足つぼマッサージ、ピアノ、ギター、ダンス、ゲーム、カラオケ、手芸、ゆんたく、スポーツ、映画鑑賞、等
デイケア以外には、アウトドアイベントとクリスマスパーティーを毎年開催、たくさんの子どもたち、OG・OBたちが参加してくれています。

子ども支援金交付事業

高校、大学、専門学校への通学や資格取得を目指す、子どもシェルター、自立援助ホームの子どもたちへの支援金、奨学金を運営管理しています。 支援者の皆さまの協力をいただき、子どもたちへのサポートを充実させようとしています。
子どもたちへのエールを響かせ続けよう!